NISTEP注目科学技術 - 2023_E98

概要
自然を活用したグリーンインフラと人工構造物であるグレーインフラを融合させ,様々な機能を有するインフラの実現に期待。グリーンインフラの活用はカーボンニュートラル社会や生態系保全に貢献し,生態系を活用した防災・減災(Eco-DRR)なども期待されている。一方で,防災・減災の観点からはグレーインフラの優位性は高く,適切なハイブリッドが必要である。様々な価値観を踏まえた意思決定が必要となり,分野横断的な学際研究が不可欠となっている。
キーワード
グリーンインフラ / Eco-DRR / カーボンニュートラル
ID 2023_E98
調査回 2023
注目/兆し 注目
所属機関 公的機関
専門分野 社会基盤
専門度
実現時期 5年以降10年未満
分析データ 推定科研費審査区分(中区分) 64 (環境保全対策)
分析データ クラスタ 2 (マシンインテリジェンス/センシング・データサイエンス)
研究段階
グリーンインフラ研究は世界的に進められているが,グレーインフラとのハイブリッド研究に関しては研究途上であり,幾つかのコンセプトが示されている程度であり,土木学会等の学会レベルでの構想が取りまとめられている段階。
インパクト
知の創出
新たな生態系サービスやビジネスの創出
インフラの強化および多機能化
SDGsへの貢献


必要な要素
横断的研究が必要であり,当該分野にリソースを割く研究者を増やすことが重要