NISTEP注目科学技術 - 2022_E98

概要
環境要因等で栽培しにくい植物を、接ぎ木により栽培する方法がある。農業的には接ぎ木する植物の組み合わせが決まっていたが、近年タバコが多くの植物と接ぎ木のマッチングに合っていることがわかった。また接ぎ木に関わるタンパク質(β-1,4-グルカナーゼ)の同定もされており。タバコ自体の農業における接ぎ木技術への利用、あるいはタンパク質自身の利用(遺伝子導入等)により、農業分野への貢献が見込まれる。またこの発見は接木ばかりでなく植物の損傷からの修復においても有効利用できる。
キーワード
接ぎ木 / カルス / タバコ
ID 2022_E98
調査回 2022
注目/兆し 注目
所属機関 大学
専門分野 ライフサイエンス
専門度
実現時期 5年未満
分析データ 推定科研費審査区分(中区分) 39 (生産環境農学)
分析データ クラスタ 50 (農業・森林)
研究段階
タバコを穂木として異科接木した際、非常に多くの種と接木ができることがわかっている。これらにはタバコ属と同じ双子葉草本植物だけではなく、単子葉植物や木本植物に対しても接木できる。
接木に関わる酵素(β-1,4-グルカナーゼ)も同定されており、ベンチャーも立ち上がっている。
インパクト
2022年調査にはこの項目はありません。
必要な要素
農業との連携、人材確保