NISTEP注目科学技術 - 2022_E94

概要
2次元ナノ物質、層状物質の合成法やナノ空間制御技術の開発。
ナノ無機固体物質の多孔化により、高い比表面積と大きな細孔容積を利用して、エネルギーの貯蔵と変換がされる燃料電池、水分解技術、二次電池などの分野において重要な材料となりうるため、その材料開発は極めて重要となる。
キーワード
2次元ナノ物質 / 多孔体 / ナノ空間
ID 2022_E94
調査回 2022
注目/兆し 注目
所属機関 大学
専門分野 ナノテクノロジー・材料
専門度
実現時期 5年未満
分析データ 推定科研費審査区分(中区分) 36 (無機材料化学、エネルギー関連化学)
分析データ クラスタ 11 (理化学/エネルギー・脱炭素)
研究段階
国の戦略目標「選択的物質貯蔵・輸送・分離・変換等を実現する物質中の微細な空間空隙構造制御技術による新機能材料の創製」に基づき、すでに多くの研究がスタートしている。中でもNIMSの山内先生が令和2年度からERATOプロジェクトを開始するなど、急速に注目を集めており、層状間や物質中のナノ空間を利用した機能創発を目指した研究が行われている。高性能の燃料電池や水素触媒などの実現が期待される。
インパクト
2022年調査にはこの項目はありません。
必要な要素
高性能な2次元ナノ物質の大量合成方法の確立やマテリアルインフォマティクスを利用した新規物質の開発。
新規物質の実際の応用事例。