NISTEP注目科学技術 - 2022_E91

概要
データサイエンスを基に構築されるマテリアルズインフォマティクス。ケモインフォマティクス、プロセスインフォマティクスとしてすでに学会でも研究部会が発足し、方法論について議論されている。また、企業でも取り上げられ一部商品化しているが、新物質の合成や医薬品開発において新薬の創出に大きく寄与する段階ではなく、そのためにはいくつか越えなければならないハードルがある。このハードルを乗り越えるために、機械学習によるアプローチとマルチスケールに及ぶシミュレーション法との融合を進める研究が多く試みられている。
キーワード
マテリアルズ・インフォマティクス / シミュレーション / マルチスケール
ID 2022_E91
調査回 2022
注目/兆し 注目
所属機関 大学
専門分野 ナノテクノロジー・材料
専門度
実現時期 5年以降10年未満
分析データ 推定科研費審査区分(中区分) 47 (薬学)
分析データ クラスタ 46 (データサイエンス/機械学習・AI)
研究段階
企業との共同研究が進められている段階である。新規マテリアルの提案からそれを製造するプロセス開発まで一連の流れを確立する必要があり、そのために、研究者間、研究者-企業、企業間の連携とそれを統括しながら指揮する体制を構築する段階に進むべきかと思う。
インパクト
2022年調査にはこの項目はありません。
必要な要素
国としてのマテリアル戦略にも掲げられており、全体として注目され、要素技術は既に大きく発展してると思われる。各応用によって異なるデータマイニングを分野を超えて情報共有し、他国に先駆けた方法論を確立できるよう、公的、社会的支援を進めるべき。