NISTEP注目科学技術 - 2022_E79

概要
超分子化学:分子間の非共有結合を駆動力に、秩序だった構造体を創生する技術。20世紀後半にクラウンエーテルの発見とともに誕生した学問領域で、基礎科学として発展を遂げてきた。構造的な美しさなど学術的な興味に留まらず、共有結合では実現できない機能材料への展開がなされている
キーワード
自己集合 / 自己組織化 / 超分子
ID 2022_E79
調査回 2022
注目/兆し 注目
所属機関 大学
専門分野 ナノテクノロジー・材料
専門度
実現時期 5年以降10年未満
分析データ 推定科研費審査区分(中区分) 35 (高分子、有機材料)
分析データ クラスタ 54 (理化学/分子化学)
研究段階
近年、超分子化学の学理が十分に発展し、分子レベルのデザインを巨視的な材料の性質に反映させることも可能になりつつある。
インパクト
2022年調査にはこの項目はありません。
必要な要素
日本にける超分子化学の研究レベルは非常に高いが、その研究者が共通して所属する学会はなく、十分な情報共有がなされていない。近い将来に必ず出現する産業化へのブレイクスルーに備え、産学官の超分子化学の研究者が広く集うことの出来る学会プラットホームの整備が必要。