NISTEP注目科学技術 - 2022_E60

概要
迅速な火災検知・通知システム.火災発生から消防隊の到着までは約7分かかると言われているが,火災による被害,特にそれによる死亡者を減らすためには,このリーディングタイムをさらに短縮する必要がある.火災発生を検知すること自体は検知感度を高めることで可能であるが,現状の技術では誤検知が増大するため検知感度を高めることができない.誤検知を回避しつつ,感度を高めることで,火災発生を迅速に検知し,当事者と消防隊にそれを通知するシステムの実現が期待される.
キーワード
火災 / 社会安全 / 誤検知低減
ID 2022_E60
調査回 2022
注目/兆し 注目
所属機関 大学
専門分野 エネルギー
専門度
実現時期 5年以降10年未満
分析データ 推定科研費審査区分(中区分) 25 (社会システム工学、安全工学、防災工学)
分析データ クラスタ 2 (マシンインテリジェンス/センシング・データサイエンス)
研究段階
火災が発生したかどうかを判定する技術は確立されているが,現状のセンサでは誤検知を防ぐため判定感度を高めることができていない.
インパクト
2022年調査にはこの項目はありません。
必要な要素
火災発生の判定精度の向上や誤検知低減技術の確立などの要素技術の進展が必要である.