NISTEP注目科学技術 - 2022_E35

概要
陽子線治療はがん治療効果が高いといわれているが、そのための装置は比較的多く有するといわれる日本国内においても十分でないのが現状であり、またコストも高い。日本における死因は依然としてがんが最も多く、より安価で高精度な治療法の確立が必要となっている。こういった状況において、例えばがん細胞へのエネルギー性物質の配置と陽子線照射を組み合わせることにより、より効率的にがん細胞を破壊するなど、身体への負担が少ない、低コストな技術が期待される。
キーワード
がん細胞 / 陽子線治療 / 先端医療
ID 2022_E35
調査回 2022
注目/兆し 注目
所属機関 大学
専門分野 環境
専門度
実現時期 5年以降10年未満
分析データ 推定科研費審査区分(中区分) 52 (内科学一般)
分析データ クラスタ 43 (医用画像工学)
研究段階
現在、細胞レベルまでの実験は実施されている。
インパクト
2022年調査にはこの項目はありません。
必要な要素
治験が必要となるので、パートナー企業との連携が必要と考えられる。また研究開発に関わるコストが膨大となる可能性がある。