NISTEP注目科学技術 - 2022_E16

概要
再生可能エネルギーの大量導入による回転型の同期発電機の減少に伴い生じる電力系統の慣性低下が引き起こす種々の問題に対し,パワーエレクトロニクス機器に擬似的な慣性を具備することで,電力系統の安定化を図る技術が世界中で開発されている.カーボンニュートラルを目指す日本においては,再生可能エネルギーの導入と,電力の安定供給を両立する必要があるため,この技術の確立と普及は極めて重要である.
キーワード
電力系統安定化 / 再生可能エネルギー / 電力系統
ID 2022_E16
調査回 2022
注目/兆し 注目
所属機関 大学
専門分野 エネルギー
専門度
実現時期 5年以降10年未満
分析データ 推定科研費審査区分(中区分) 21 (電気電子工学)
分析データ クラスタ 38 (計算機・電気通信・通信デバイス・量子計算機)
研究段階
基礎的な技術開発については様々なプロジェクトや企業・大学において広く検討がされている状態である.現在の研究段階は,普及によってどの程度電力系統が安定化されるかの実証や,普及に要するコストの低減といった,実用化に向けた検討の段階である.
インパクト
2022年調査にはこの項目はありません。
必要な要素
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