NISTEP注目科学技術 - 2022_E9
概要
在宅自己管理支援アプリケーション・遠隔モニタリング・AI(行動変容)技術を活用し在宅医療の推進。モニタリングについては、SaMDや在宅IoTと組みあわせて遠隔モニタリングの薬事承認かを目指した非劣勢試験が複数始まる様相を見せている。この診療行為が一般的になれば、医療データが蓄積され、以前から言われている医療AIを用いた自己管理への基礎となるデータ蓄積が進むものと考えられる。これを支える個人情報管理等の技術やELSIの推進が重要な役割を果たす。
キーワード
スマートデバイス / 診療情報 / ELSI
ID | 2022_E9 |
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調査回 | 2022 |
注目/兆し | 注目 |
所属機関 | 大学 |
専門分野 | 情報通信 |
専門度 | 高 |
実現時期 | 5年未満 |
分析データ 推定科研費審査区分(中区分) | 58 (社会医学、看護学) |
分析データ クラスタ | 13 (社会医療・看護/生命予後・社会復帰・在宅ケア) |
研究段階
基本的な自己管理アプリケーションや、モニタリングについては、多くが臨床適用評価段階に入っている。一方で、行動変容などのAI技術は、まだ緒に着いたばかりの状態にあり、研究を開始する前段階であるデータ蓄積が必要な状況にある。
インパクト
2022年調査にはこの項目はありません。
必要な要素
現時点では、社会の受容が最も重要な要素となる。いずれにしても、現在進んでいる現実の診療へのインプリメンテーションが、一にでも早く行われることが重要。出なければ、データの蓄積において他国の後塵を拝し、結局学術分野においても前に出られなくなってしまう。