NISTEP注目科学技術 - 2022_E8

概要
光による生命機能の制御・操作
キーワード
光遺伝学 / 光受容タンパク質 / 遺伝子治療
ID 2022_E8
調査回 2022
注目/兆し 注目
所属機関 大学
専門分野 ライフサイエンス
専門度
実現時期 5年以降10年未満
分析データ 推定科研費審査区分(中区分) 43 (分子レベルから細胞レベルの生物学)
分析データ クラスタ 61 (脳神経科学)
研究段階
光観察にノーベル賞が授与されたこと(2008年)は記憶に新しい。その前後に、観察にとどまらず生命機能を光で制御・操作する技術が確立し(2006年)、膜電位の制御・操作への応用から、脳神経科学研究者を中心に利用されている。現在では、細胞死や細胞内情報伝達など多様な生命現象に拡大している。このような手法は総称して光遺伝学と呼ばれており、この手法にノーベル賞が授与される可能性が高まるなど注目されている。実際にノーベル賞の前哨戦と呼ばれるガードナー国際賞が2018年に授与されている。
インパクト
2022年調査にはこの項目はありません。
必要な要素
様々な特許化がなされており、遺伝子治療を含めた臨床適用の段階にある。ただし、微生物などヒト以外の遺伝子を導入する倫理的・社会的な問題存在する。