NISTEP注目科学技術 - 2023_W179
概要
ブレイクスルー・イニシアチブ スターショット計画による、隣の恒星に存在する系外惑星に小型カメラを送る計画。切手サイズの探査機に光圧で進むためのソーラーセイルを飛ばし、地上から大出力レーザーで光速の20%まで加速させる。20年かけて隣の恒星(約4光年)の周りにあるハビタブルゾーンの系外惑星を撮影し、4年かけてデータを送り返すことで、「系外惑星の生写真」を全工程24年かけて地球に届ける計画。
キーワード
宇宙探査 / 系外惑星 / スターショット
ID | 2023_W179 |
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調査回 | 2023 |
注目/兆し | 兆し |
所属機関 | 大学 |
専門分野 | 宇宙・海洋・科学基盤 |
専門度 | 中 |
実現時期 | - |
分析データ 推定科研費審査区分(中区分) | 17 (地球惑星科学) |
分析データ クラスタ | 9 (素粒子・原子核・宇宙物理学) |
研究段階
ソーラーセイルの技術自体は実現可能であるものの、光速の20%まで加速させるための出力や加速方法、系外惑星に到着した後の減速方法など、まだ検討段階の項目が多い。レーザーは大出力が必要なため、価格の安いの大出力レーザーが必要。
インパクト
太陽系の外の天体に、人間が生きている間に行って、系外惑星の近くからの写真が見られるということは画期的。社会的にも、隣の星に「行ける」ということはインパクトが大きいと考えられる。
必要な要素
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