NISTEP注目科学技術 - 2023_W163
概要
汎用型人工知能(AGI)、OpenAIのAGIに向けたロードマップは参考になると考えております。GoogleやMetaらをはじめとする企業の共通目標であるので、期待されるというかそうなるように世界に働きかけ続けるでしょう。まだまだ概念的な要素が強いため、兆し研究として記入いたします。
キーワード
人工知能 / 機械学習 / 深層学習 / 強化学習
ID | 2023_W163 |
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調査回 | 2023 |
注目/兆し | 兆し |
所属機関 | 企業 |
専門分野 | 情報通信 |
専門度 | 中 |
実現時期 | - |
分析データ 推定科研費審査区分(中区分) | 61 (人間情報学) |
分析データ クラスタ | 46 (データサイエンス/機械学習・AI) |
研究段階
個別のパーツが出来つつありますが、AI業界の進歩は早いので、10年以降と思いながらももう少し早めに出来てしまうような気もします。登場したとしても、研究開発は継続するのではないかと感じます。
インパクト
産業革命に匹敵するのでしょうが、意外とすんなり受け入れられてしまうような気もしています。いきなり変わるというよりも、少しずつAGIを社会に浸透させていく形式になると予想しております。
必要な要素
AI業界の中ではまだまだ若輩者ですが、それでも参入した当時はAI業界を小馬鹿にする方々や過度な脅威論を唱える方々がいたのは正直残念に思っていました。アメリカのより権威のある企業や教授の論文を引用したり、実際に技術が世に広まり始めると勝手に静かになってくれるのでなんだか複雑な気持ちでしたが。国内外の先生方や当時の権威者はそれを跳ね返して取り組みを続けられたからこそ、今のAIブームにつながっているの感じております。一見、妄想的なものに見えがちな技術や考え方にも、意外と面白さや困難さがあり、数理的な厳密さや伝統に縛られず自由に取り組める社会が科学技術の前に必要な要素だと強く感じております。文部科学省としては、伝統的な学問や試験のテストももちろん重要だとは思いますが、より若い世代にもっと自由な発想を評価してあげられるような、画一的な暗記や再現性に縛られない教育の枠組みを用意していただきたいと切に願っております。