NISTEP注目科学技術 - 2023_W84
概要
ヒトの情動，特にやる気を定量化する技術．リハビリテーションにやる気が関わることが知られているが，そのメカニズムは不明である．脳計測などを通じ，ヒトの情動を定量化できれば，それがもたらす効果も期待できる．
キーワード
神経科学 / リハビリテーション / 脳計測
| ID | 2023_W84 |
|---|---|
| 調査回 | 2023 |
| 注目/兆し | 兆し |
| 所属機関 | 大学 |
| 専門分野 | ライフサイエンス |
| 専門度 | 低 |
| 実現時期 | - |
| 分析データ 推定科研費審査区分（中区分） | 59 （スポーツ科学、体育、健康科学） |
| 分析データ クラスタ | 33 （脳科学・心理学・認知科学） |
研究段階
未だ原理も不明な段階と言える．経頭蓋磁気刺激（TMS）などの刺激によりやる気に関わる脳領域がわかりつつあるが，解明には至っていない．それを定量化まで引き上げるには相当な段階を必要とすると考える．
インパクト
社会的に鬱状態の解消やリハビリテーションの促進など，非常に大きなインパクトを与える．定量化できれば，それを向上させる手法なども数々提案され，健康寿命の上昇にも役に立つ．
必要な要素
倫理面で厳しい状況に置かれていることから被験者を含め社会的な協力が必要であろう．要素技術は色々あり，医工学連携の重要性が高まると考える．