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NISTEP注目科学技術 - 2023_W72

【地球外生命体の探査】
太陽系外惑星の発見が急速に進んだ2000年代以降、地球型惑星の発見や複数の惑星を持つ惑星系の発見などを通じて、地球外生命体の発見が現実的なものとなりつつある。これまでに4000個以上の太陽系外惑星が発見されるとともに、太陽系にも液体の水が存在する衛星の可能性が指摘され、生命が誕生する環境は地球だけではないと考えるのが妥当とも言える状況になってきている。
「宇宙生物学」という学問分野も誕生し、多様な研究分野の研究者が参入するようになり、太陽系外惑星に生命の証拠を見出す試みがなされている。太陽系外惑星における生命探査において注目されているのが惑星大気の検出と分析である。惑星系の中心にある恒星からの光が惑星大気を通過したときの分光への影響や惑星の直接撮像などが有力とされている。こうした観測から生命の証拠を掴むのは極めて困難であり、James Webb宇宙望遠鏡やThirty Meter Telescopeといった次世代地上望遠鏡による解明が期待されている。

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知の創出、今後の新たな技術の創出

観測技術の進展や既存の枠にとらわれない新しい発想。