NISTEP注目科学技術 - 2023_E53
概要
二酸化炭素除去または負の排出技術。カーボンニュートラルまたは脱炭素など、パリ協定の目標達成のためには大気から大気を吸収する技術が必要不可欠になる。欧米では基礎研究からスタートアップまで様々な研究開発が伸びている。日本でもムーンショットなど進展しているが、研究の幅と深さが足りないと考える。
キーワード
脱炭素 / カーボンニュートラル / パリ協定 / SDGs（持続可能な開発目標）
| ID | 2023_E53 |
|---|---|
| 調査回 | 2023 |
| 注目/兆し | 注目 |
| 所属機関 | 大学 |
| 専門分野 | エネルギー |
| 専門度 | 高 |
| 実現時期 | 10年以降 |
| 分析データ 推定科研費審査区分（中区分） | 64 （環境保全対策） |
| 分析データ クラスタ | 31 （環境化学） |
研究段階
TRL = 3-9
インパクト
カーボンニュートラル達成のためには規模は別として実施は必要不可欠である。いいかえれば、パリ協定の目標の達成の可能性が高まる。
必要な要素
カーボンプライシングなどの温暖化対策の需要プルの政策および技術プッシュの政策。また日本では社会受容性などの観点で大規模には実施できない可能性も大きいので、国際的な取り決め（パリ協定6条など）も重要である。