NISTEP注目科学技術 - 2023_E526
概要
地球内部の3次元電気伝導度構造や3次元磁化構造の時間変化を求めることによって、地球内部の活動が電気伝導度構造および磁化構造に与える変化を抽出する。また、電気伝導度や磁化等の物性値から地球内部の温度や流体の割合等を定量的に見積もる関係式を導き出し、構造変化から地球内部で起こっている温度変化や流体の移動などを捉える。これらは、火山活動のモニタリングだけではなく、地球内部のダイナミクスを議論するためにも重要な研究であると考えている。
キーワード
マントルダイナミクス / データサイエンス / 構造探査 / 物性
ID | 2023_E526 |
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調査回 | 2023 |
注目/兆し | 注目 |
所属機関 | 公的機関 |
専門分野 | 宇宙・海洋・科学基盤 |
専門度 | 高 |
実現時期 | 5年以降10年未満 |
分析データ 推定科研費審査区分(中区分) | 17 (地球惑星科学) |
分析データ クラスタ | 62 (地震・プレート・地層・マントル) |
研究段階
-
インパクト
地球の地殻・マントルそのものの理解の向上。火山活動予測による近隣住民や観光客、インフラへの貢献。
必要な要素
若手研究者の育成と観測技術(観測機器の取り扱いも含めて)の継承。