NISTEP注目科学技術 - 2023_E476

概要
不飽和土質力学の体系化が今後実現が期待される技術である。
地盤は,土粒子,水,空気から成る材料であるが,その複雑さのため,従来の地盤工学分野の研究は,乾燥土(土粒子)か飽和土(土粒子と水)に対するものが一般的であった。近年の新技術の開発や防災・環境問題への対応を考えると,不飽和土質力学の知見の蓄積や不飽和土の特性を得るための試験装置等の技術開発が重要になってくると考えられる。
キーワード
防災 / 環境問題 / 計測技術
ID 2023_E476
調査回 2023
注目/兆し 注目
所属機関 大学
専門分野 社会基盤
専門度
実現時期 10年以降
分析データ 推定科研費審査区分(中区分) 22 (土木工学)
分析データ クラスタ 58 (土木・建築・防災)
研究段階
不飽和土の原理・現象を明らかにするため,実施する研究機関が増え始めている段階。
インパクト
知の創出
今後の新たな技術の創出
社会的基盤の強化
必要な要素
不飽和土質力学に携わる研究者を増やすこと
基礎的な研究に対する安定的な研究費
実務への導入に向けた実務者への不飽和土質力学の重要性の周知