NISTEP注目科学技術 - 2023_E459

概要
自動翻訳、音声入力
キーワード
自動翻訳 / 音声入力 / IoT
ID 2023_E459
調査回 2023
注目/兆し 注目
所属機関 大学
専門分野 人文・社会科学
専門度
実現時期 5年未満
分析データ 推定科研費審査区分(中区分) 2 (文学、言語学)
分析データ クラスタ 16 (言語学/言語教育)
研究段階
基本原理は解決されていると思うが実装に至らない
インパクト
自動翻訳にかんしては言語によるグローバル化の壁が世界的にも見られ、特に日本のグローバル社会におけるプレゼンスの過度な低下を招いているため、すぐに実装が期待される。インバウンドの増加への対応、外国人労働力の円滑な受容など、喫緊の課題である。また、音声入力は、XなきDXの現状を打破するうえでも不可欠だと考えられる。デジタルが浸透している業務における最大のDXの障壁は、音声コミュニケーションと文書主義とのギャップであり、音声入力の実装はここを打破する可能性が高い。また、高齢層や障がい者などへのデジタルの浸透の壁も、結局は音声入力ができれば越えられると考えられる。インターフェイスを劇的に改善できると考える。
必要な要素
自動翻訳と音声入力を切り離して考えず、日本語が多言語に伝わる際にもモニター上のテキストの形式ではなく音声で伝えられるべきである。社会的・国家的に重要なメリットがあるという認識のもと、政府主導で方向づけて技術の実装を進めていただきたい。