NISTEP注目科学技術 - 2023_E411

概要
陽電子放射断層撮影(PET)は、着目する体内の組織に集積させた放射性核種より放出される陽電子が対消滅を起こす際の消滅光子を用いて核種の集積を画像化するものであり、腫瘍などの核医学診断に用いられてる。電子・陽電子対消滅の前に生成されるポジトロニウムが対消滅するまでの時間は周辺の電子密度等によって変わるため、このポジトロニウム寿命が体内の位置毎にどのように変化しているかを測定(=画像化)できれば、酸素分圧のセンシングが可能になり、腫瘍の放射線耐性や悪性度などを測る新しいバイオマーカーとして活用できる可能性がある。
キーワード
核医学 / 対消滅 / ポジトロニウム / バイオマーカー
ID 2023_E411
調査回 2023
注目/兆し 注目
所属機関 大学
専門分野 ライフサイエンス
専門度
実現時期 10年以降
分析データ 推定科研費審査区分(中区分) 52 (内科学一般)
分析データ クラスタ 37 (電磁波・光学・レーザー・光半導体)
研究段階
研究室で開発している段階
インパクト
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必要な要素
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