NISTEP注目科学技術 - 2023_E386
概要
脳内の神経活動を高い時間・空間解像度で測定するための電気生理とライブイメージング技術の融合。特に目覚ましく発展しているライブイメージング技術のさらなる発展が期待される。光による神経活動の操作と計測の精度が向上すれば神経回路の機能解析を飛躍的に進展させることができる。
キーワード
光イメージング / 神経生理学 / 光遺伝学
ID | 2023_E386 |
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調査回 | 2023 |
注目/兆し | 注目 |
所属機関 | 大学 |
専門分野 | ライフサイエンス |
専門度 | 高 |
実現時期 | 5年未満 |
分析データ 推定科研費審査区分(中区分) | 46 (神経科学) |
分析データ クラスタ | 61 (脳神経科学) |
研究段階
技術的にはプローブ分子の開発・改良も進んでおり、空間・時間解像度の基準はかなり向上しているが、必要な機器類がかなり高額になるので研究遂行が可能な研究施設・研究室がかなり限られてしまっているのが現状である。さらに技術が普及することによって設備投資費用が下がってくればより多くの研究施設での研究の進展が期待できる
インパクト
神経系のネットワークを理解することは高次精神活動を理解するための基礎科学となることはもちろん、その理解と操作は精神疾患・発達障害・脳梗塞、脳損傷後のリハビリテーションなど非常に幅広い応用分野への普及効果が期待できる。
必要な要素
技術の進展とともに、機器の簡素化、低価格化が研究のすそ野を広げるためには重要であると考えられる。