NISTEP注目科学技術 - 2023_E310
概要
植物が生産する希少な有用代謝産物の高生産
キーワード
合成生物学 / 代謝制御 / 輸送 / 蓄積
ID | 2023_E310 |
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調査回 | 2023 |
注目/兆し | 注目 |
所属機関 | 大学 |
専門分野 | ライフサイエンス |
専門度 | 中 |
実現時期 | 5年未満 |
分析データ 推定科研費審査区分(中区分) | 38 (農芸化学) |
分析データ クラスタ | 44 (植物・微生物) |
研究段階
植物が生産する多様な有用化合物について、生合成に関わる遺伝子はかなりの部分が同定されてきおり、一部については企業との共同研究で実用化もされている。しかし、植物細胞が持つ輸送・蓄積機構を組み合わせてより高レベルの生産を目指した研究については、輸送体を介した移動は多くの部分が明らかにされたが、細胞レベルでの制御、バルク輸送等については原理・現象が明らかになりつつある段階のものもある。
インパクト
植物が生産する希少・有益な代謝物を効率的に高生産することが可能になれば、ヒトの健康向上に資するものを化石資源や天然植物資源に異存しない形で安定的に供給できるようになり、長期的なQOLの向上につながるだけでなく、エネルギー・環境問題という社会的な課題の解決にもつながる。
必要な要素
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