NISTEP注目科学技術 - 2023_E25
概要
超臨界地熱発電です。現在,NEDOにより技術開発研究予算が多く組まれており,物理探査により日本国内における超臨界地熱資源有望地が提示されています。しかしながら,まだ掘削探査が実施されておらず不確定要素がありますが,今後有望視されます。本技術が完成するとエネルギー資源の日本の国内自給率に大きく貢献できるものと考えます。
キーワード
超臨界 / 地熱 / 大深度 / 地震 / 高温
ID | 2023_E25 |
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調査回 | 2023 |
注目/兆し | 注目 |
所属機関 | 大学 |
専門分野 | エネルギー |
専門度 | 低 |
実現時期 | 5年以降10年未満 |
分析データ 推定科研費審査区分(中区分) | 31 (原子力工学、地球資源工学、エネルギー学) |
分析データ クラスタ | 62 (地震・プレート・地層・マントル) |
研究段階
地表における物理探査や室内実験による超臨界地熱資源の有望地域の推定や高温高圧下での岩盤中において亀裂が存在できる状況を明らかにしています。
インパクト
日本国内におけるエネルギー自給率の上昇の貢献できると考えられる。原子力発電に頼らないエネルギー供給を目指すことが可能になると考えます。
必要な要素
まだ,掘削探査による超臨界地熱資源の存在が国内では実証されていません。そのため,掘削探査による資源の有無の確認が急がれます。