NISTEP注目科学技術 - 2020_E892
概要
カイコを用いて有用タンパク質を作出する技術に注目しています。遺伝子組換えカイコを用いる方法と組換えバキュロウイルスをカイコに感染させる方法があります。技術自体はいずれも確立しており、診断薬や化粧品の原料、動物の医薬品などについては、小規模ながらすでに販売されています。しかし、一般的な技術とし、低コスト化を実現するにはいくつかクリアすべき課題が残っています。ワクチンや抗体医薬品を作ることも可能で、新規感染症や医療費高騰の問題に対処するために研究が進められていますが、実用までには至っていません。
キーワード
2020年調査にはこの項目はありません。
ID | 2020_E892 |
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調査回 | 2020 |
注目/兆し |
2020 ※2020年調査にはこの項目はありません。区別のため、便宜上 「2020」 としています。 |
所属機関 | 大学 |
専門分野 | ライフサイエンス |
専門度 | - 2020年調査にはこの項目はありません。 |
実現時期 | 10年未満 |
分析データ 推定科研費審査区分(中区分) | 42 (獣医学、畜産学) |
分析データ クラスタ | 6 (分子生物学/診断・治療) |
研究段階
2020年調査にはこの項目はありません。
インパクト
2020年調査にはこの項目はありません。
必要な要素
タンパク質にヒト型の糖鎖修飾を自由に付加することができる技術が望まれます。また、カイコを飼育するときにかかるコストを大幅に削減することが実用化につなげるための課題だと思います。