NISTEP注目科学技術 - 2020_E768
概要
私自身の医薬品の研究開発のターゲットは再生医療の領域になります。これまで細胞そのもの、特に間葉系幹細胞を活用した治療法の開発を主に行っておりますが、動物では薬効が見えても、ヒトでの評価の際に薬効をしっかりと示すことが難しいケースが多いことを実感しております。その中で近年着目されている細胞に必要な機能を付加し、それを新たなモダリティーとして活用する「デザイナー細胞」と言われる領域の研究開発が着目されており、実際研究開発戦略センターからプロポーザルが提出されています。既に本モダリティーの一つとしてCAR-Tが本邦において承認され、有効性を示していることから今後遺伝子治療と並ぶ新たな治療法として研究開発が進むことが想定される。
キーワード
2020年調査にはこの項目はありません。
ID | 2020_E768 |
---|---|
調査回 | 2020 |
注目/兆し |
2020 ※2020年調査にはこの項目はありません。区別のため、便宜上 「2020」 としています。 |
所属機関 | 企業 |
専門分野 | ライフサイエンス |
専門度 | - 2020年調査にはこの項目はありません。 |
実現時期 | 10年未満 |
分析データ 推定科研費審査区分(中区分) | 56 (生体機能および感覚に関する外科学) |
分析データ クラスタ | 6 (分子生物学/診断・治療) |
研究段階
2020年調査にはこの項目はありません。
インパクト
2020年調査にはこの項目はありません。
必要な要素
現在本モダリティーにおいては、自家細胞を使うことがほとんどであるが今後は同種細胞を用いた領域での研究開発が活発になると想定される。その際には品質の担保された同種細胞の製造と細胞に機能を付加するための技術、例えば各種ウィルスなどの技術が必要になると考えられる。現状、いずれも本邦においては十分に技術開発が進んでおらず、コスト削減や製造の効率化などが要求されると思われる。