NISTEP注目科学技術 - 2020_E742
概要
心不全は予後不良の心疾患の終末像であるが、最近、心拍数のみを純粋に減少させる治療法の予後改善効果が注目されている。従来、β受容体遮断薬の心不全改善効果は広く認められているところであるが、心拍数だけではなく、心臓の収縮性にも負の影響を与えてしまうことから、問題があった。
キーワード
2020年調査にはこの項目はありません。
ID | 2020_E742 |
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調査回 | 2020 |
注目/兆し |
2020 ※2020年調査にはこの項目はありません。区別のため、便宜上 「2020」 としています。 |
所属機関 | 大学 |
専門分野 | ライフサイエンス |
専門度 | - 2020年調査にはこの項目はありません。 |
実現時期 | 10年未満 |
分析データ 推定科研費審査区分(中区分) | 53 (器官システム内科学) |
分析データ クラスタ | 39 (臨床医療/外科・病態解明) |
研究段階
2020年調査にはこの項目はありません。
インパクト
2020年調査にはこの項目はありません。
必要な要素
β遮断薬は心不全症例には必須の薬剤であり、β遮断薬を処方しない治療は倫理的に許されにくいが、その点をクリアできれば、心不全の新しい治療薬が加わり、また有効な治療薬が存在しない拡張不全にも、心拍数減少による拡張期延長によって効果が見込まれる。