NISTEP注目科学技術 - 2020_E720

概要
機能的核磁気画像法(fMRI)または脳波解析技術を用いたニューロフィードバック技術.
近年,fMRIや脳波の解析技術が進歩し,被験者の精神状態を逐次予測することが可能になってきた.この被験者の状態をオンラインで解析し,フィードバックとなる刺激を適切に被験者に与えることで被験者の精神状態に影響を与えることが可能になってきている.これを用いることにより,例えばうつ病患者の抑うつ状態をfMRI解析もしくは脳波解析によってモニタリングし,適切なフィードバックを適切なタイミングで患者に与えることが可能になり,精神状態を改善できるようになる.
キーワード
2020年調査にはこの項目はありません。
ID 2020_E720
調査回 2020
注目/兆し 2020
※2020年調査にはこの項目はありません。区別のため、便宜上 「2020」 としています。
所属機関 企業
専門分野 ライフサイエンス
専門度 -
2020年調査にはこの項目はありません。
実現時期 10年未満
分析データ 推定科研費審査区分(中区分) 52 (内科学一般)
分析データ クラスタ 33 (脳科学・心理学・認知科学)
研究段階
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インパクト
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必要な要素
・脳機能測定技術の進歩
 fMRIの課題は,施設間や実験者間における測定のばらつきであり,再現性よくデータを取得するのが難しい.またfMRIを有する医療機関が限られていることも課題である.より簡便にだれでも使用が可能な脳機能測定技術が生まれれば,本技術の実現が加速する.
・脳機能解析技術の進歩
 脳活動は極めて複雑であり解析の難易度が高く,被験者の精神状態を正確に予測することは課題である.この解析技術が向上すれば,より正確なフィードバックが可能となる.