NISTEP注目科学技術 - 2020_E611
概要
遺伝子変異による先天性の疾患に対して、全身の細胞の遺伝子配列を編集するのは、理論的にも難しいが、何よりもヒトで遺伝子操作することは倫理的に難しく、効果的な治療法の開発が求められている。その中で、インビボで、遺伝子の修飾状況を変化させるエピゲノム編集を行って治療する方法が考案されている。エピゲノム編集であれば、遺伝子配列自体は書き換えないため、面白い手法であると感心している。
キーワード
2020年調査にはこの項目はありません。
ID | 2020_E611 |
---|---|
調査回 | 2020 |
注目/兆し |
2020 ※2020年調査にはこの項目はありません。区別のため、便宜上 「2020」 としています。 |
所属機関 | 大学 |
専門分野 | ライフサイエンス |
専門度 | - 2020年調査にはこの項目はありません。 |
実現時期 | 10年以降 |
分析データ 推定科研費審査区分(中区分) | 62 (応用情報学) |
分析データ クラスタ | 6 (分子生物学/診断・治療) |
研究段階
2020年調査にはこの項目はありません。
インパクト
2020年調査にはこの項目はありません。
必要な要素
細胞レベルでは既に成功しているし、マウス等のモデル動物を用いた実験も世界的に進行中である。しかしながら、マウスにおいても困難が多く、ヒトに応用されるまでには、まだまだ時間を要するものと思われる。敢えてブレイクスルーをが必要であるとすれば、科学技術よりも、倫理的な問題のように思う。遺伝子組換え大豆が受け入れらえなかった世間で、遺伝子配列を変化させないとはいえ、エピゲノム編集が受け入れられるのか。まずは、世間の知識と理解を向上させることこそが、ブレイクスルーになるのかもしれない。