NISTEP注目科学技術 - 2020_E576

概要
「遍在小分子のエネルギー資源、元素資源としての活用」
水、二酸化炭素、窒素、酸素、メタンなど、単純・安定かつ入手容易な小分子(遍在小分子)は、化学資源として極めて大きな潜在的需要がある。これら遍在小分子を原料に、高いエネルギーが貯蔵された燃料分子(水素、アルコールなど)や、医農薬品や機能性材料などの高付加価値分子へと効率的に変換する手法が開発できれば、学術的かつ産業的に極めて価値が高い。
キーワード
2020年調査にはこの項目はありません。
ID 2020_E576
調査回 2020
注目/兆し 2020
※2020年調査にはこの項目はありません。区別のため、便宜上 「2020」 としています。
所属機関 大学
専門分野 エネルギー
専門度 -
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実現時期 10年未満
分析データ 推定科研費審査区分(中区分) 33 (有機化学)
分析データ クラスタ 31 (環境化学)
研究段階
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インパクト
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必要な要素
生体内では、遍在小分子の変換反応が穏和な条件で進行し、様々な有用化合物の合成が行われている。しかしながら、遍在小分子は一般的に反応性が低く、それらを穏和な条件下で自在に活性化させ、望みの反応へと適用することは現在の科学技術をもってしても極めて困難である。したがって、生体内で行われている遍在小分子の活性化・変換機構を理解し、人工的に再現することができれば、科学技術イノベーションに大きく寄与する卓越した成果となることは間違いない。