NISTEP注目科学技術 - 2020_E540

概要
科学技術というよりもむしろ「グランドデザイン」という言葉が正しいかと思います。2020年10月の菅首相の所信表明演説に盛り込まれたように、「2050年までにCO2排出量を実質ゼロにする」目標を達成しなくてはなりませんが、従前技術の延長線上の改良技術では到達できない目標になっています。このような背景において技術革新も重要ですが、それ以上に重要なのは、各産業部門またはこれらが連携した分野において「どのようにCO2排出量削減を達成するのか」というグランドデザインを設けることが肝要かと思います。現状、有識者による会議でグランドデザインは設定されているのでしょうが、今後は分野を横断する形で様々な知見を結集した新規グランドデザインが必要ではないかと考えます。
キーワード
2020年調査にはこの項目はありません。
ID 2020_E540
調査回 2020
注目/兆し 2020
※2020年調査にはこの項目はありません。区別のため、便宜上 「2020」 としています。
所属機関 大学
専門分野 エネルギー
専門度 -
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実現時期 10年未満
分析データ 推定科研費審査区分(中区分) 64 (環境保全対策)
分析データ クラスタ 29 (社会心理学・行動経済学)
研究段階
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インパクト
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必要な要素
まず、各産業部門の状況を把握した上で、これらの部門で従事する技術者・科学者が集まる会合を頻繁に開催し、意見を戦わせることが重要かと思います。一部の人間が策定するグランドデザインではなく、様々な分野を背景とする科学者・技術者によって作成されるグランドデザインであるべきかと思います。策定した上で、各部門に落とし込んで実現していく、というのが道筋ではないかと考えます。実現できるか否かは定かではありませんが。