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NISTEP注目科学技術 - 2020_E516

題目：電極の負荷平準化に向けた電力貯蔵複合システム
　カーボンニュートラルに向けて電力貯蔵においても様々な技術が開発されている。代表的な例としては二次電池が挙げられる。しかし二次電池はコストが高い・充放電の制御が必要など課題が多くある。他方、水素発生/燃料電池やフライホイールなど電力貯蔵方法としては他にも幾つかの手段がある。
　多様な自然エネルギーを活用するためには、その電力貯蔵方法としても多様に対応する必要がある。しかし、現状では1系統、多くても3系統程度で対応している場合が殆どである。そこで、Alを活用して全てのシステムのビックデータを活用し、エネルギー効率だけでなく、出力やコストも考慮した複合的なシステムがあれば、様々な局面での電力変動負荷に対応でき、自然エネルギー導入を加速できる。

各々の電力貯蔵システムは個別で議論がなされている。AIを活用して、全てを網羅して比較検証できるシステムの構築がブレークスルーへと繋がる。