NISTEP注目科学技術 - 2020_E499

概要
自然エネルギーの有効利用及び蓄電技術。
これからの時代は安定したエネルギーをどのように確保するかが非常に重要となる。エネルギーなしには、科学だけでなく、文明、文化、経済の発展は望めない。自然エネルギーと呼べるものはたくさんある。台風や勢力を増しつつある暴風雨時の風や波のエネルギー、地震のエネルギー、夏の太陽光もそうかもしれない。しかし、そのエネルギーは瞬間的でいくら大きなエネルギーが襲ってきても、それを有効的に使うことはできない。仮に有効的に電気エネルギーに変換することができても、一時的な大きなエネルギーは無駄になる。そのため蓄電技術は非常に重要になってくる。これまでの充電技術だけでなく、有効に自然エネルギーを蓄え、必要な時に使用することができる蓄電技術が重要となってくると考えられる。また、地面と大気との電位差を利用する技術も重要となるかもしれない。ただし環境影響は評価しなければならないが。
さらに、安価で有効なバイオ燃料製造技術も必要である。世界的に電気自動車の流れがきているが、飛行機、船舶、農業機械の電気化は難しいと思われる。その為、石油に代わる安価な液体燃料の製造法が必要である。
キーワード
2020年調査にはこの項目はありません。
ID 2020_E499
調査回 2020
注目/兆し 2020
※2020年調査にはこの項目はありません。区別のため、便宜上 「2020」 としています。
所属機関 大学
専門分野 環境
専門度 -
2020年調査にはこの項目はありません。
実現時期 10年以降
分析データ 推定科研費審査区分(中区分) 36 (無機材料化学、エネルギー関連化学)
分析データ クラスタ 2 (マシンインテリジェンス/センシング・データサイエンス)
研究段階
2020年調査にはこの項目はありません。
インパクト
2020年調査にはこの項目はありません。
必要な要素
軽量、大容量の蓄電技術、または新たな蓄エネルギー技術の開発が必要ではないだろうか。

バイオ燃料は、10年以内には有効な技術が確立されるものと予想している。バイオディーゼルは熱帯地域で有望である。ブレークスルーは、樹木の油を利用するため、有効成分と燃料成分の効果的な分別合成法の確立が重要であると思われる。バイオエタノールは効果的な繊維からの発酵技術が必要であり、エタノール生成は酵母が行うとしても、低濃度から高濃度にする技術、酵母が利用できる状態にする技術、の開発が必要である。