NISTEP注目科学技術 - 2020_E439

概要
放射光施設から得られる高品質なX線は高度な解析を可能にし、材料・医療・製薬・生物など幅広い分野の発展に貢献している。放射光をさらに高輝度にしたX線レーザーは時間分解での過渡的な原子や分子の動きの観察を可能にした。さらに短い時間で分解できるアト秒光源としては、高強度レーザーを用いた高次高調波があげられるが、近年では、X線レーザーの短パルス化が進み、アト秒かつ高強度なX線の発生が可能となり、原子・分子内の電子を観察できる期待が高まっている。このような観察は太陽電池や光触媒、磁気デバイス等の開発につながることが期待される。
キーワード
2020年調査にはこの項目はありません。
ID 2020_E439
調査回 2020
注目/兆し 2020
※2020年調査にはこの項目はありません。区別のため、便宜上 「2020」 としています。
所属機関 大学
専門分野 ナノテクノロジー・材料
専門度 -
2020年調査にはこの項目はありません。
実現時期 10年未満
分析データ 推定科研費審査区分(中区分) 15 (素粒子、原子核、宇宙物理学)
分析データ クラスタ 37 (電磁波・光学・レーザー・光半導体)
研究段階
2020年調査にはこの項目はありません。
インパクト
2020年調査にはこの項目はありません。
必要な要素
アト秒の光源としては、実証が済んでいる状況であるが、これをアト秒スケールの観察に適用する際に、さらなる開発が必要である。観察したい時間スケールより十分良い同期の精度を実現すること、もしくは、そのアト秒パルスの時間を直接計測する手法の開発が必須である。