NISTEP注目科学技術 - 2020_E424

概要
高強度・超高速レーザー科学技術について:
これまで人類が手にしたことのない短い時間分解能であるアト秒(10^-18秒)や超高強度レーザー電場(>10^23W/cm2) の実現により、原子殻や素粒子のダイナミクスを直接、実時間観測できるようになり、これまで見たことのない新しい現象の発見が期待される。
キーワード
2020年調査にはこの項目はありません。
ID 2020_E424
調査回 2020
注目/兆し 2020
※2020年調査にはこの項目はありません。区別のため、便宜上 「2020」 としています。
所属機関 公的機関
専門分野 ナノテクノロジー・材料
専門度 -
2020年調査にはこの項目はありません。
実現時期 10年未満
分析データ 推定科研費審査区分(中区分) 15 (素粒子、原子核、宇宙物理学)
分析データ クラスタ 37 (電磁波・光学・レーザー・光半導体)
研究段階
2020年調査にはこの項目はありません。
インパクト
2020年調査にはこの項目はありません。
必要な要素
超高強度レーザー電場発生とアト秒パルスの発生は、それぞれで技術が進展している。それぞれ独立に進展していく上では、レーザーの高強度化には、地味な問題ではあるが、発生する熱の排熱や安定化、広帯域な波長をカバーする高耐力・低分散の多層膜技術などのブレークスルーが必要となる。また、超高強度とアト秒の両方が同時に成立するような技術の実現には、超高強度レーザーは動作繰り返しが数ヘルツやシングルショットで動作させることが現実的であるため、アト秒パルス発生も現在のキロヘルツを中心とした高繰り返しのシステムからシングルショットでも安定に発生させ、計測できるようなブレークスルーが必要である。