NISTEP注目科学技術 - 2023_E179
概要
ゲノム編集技術を用いた(農業および衛生)害虫防除、とくに蛹に直接注射により行うゲノム編集技術は、これまで不可能であった昆虫へのゲノム編集を可能にするばかりでなく、省力化に大きな貢献をすると考えられる。
キーワード
ゲノム編集 / 害虫防除 / CRISPR-Cas9
ID | 2023_E179 |
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調査回 | 2023 |
注目/兆し | 注目 |
所属機関 | 大学 |
専門分野 | ライフサイエンス |
専門度 | 高 |
実現時期 | 5年以降10年未満 |
分析データ 推定科研費審査区分(中区分) | 39 (生産環境農学) |
分析データ クラスタ | 44 (植物・微生物) |
研究段階
ゲノム編集技術はすでに完成の域にある。安全性の確認や効果があるほど普及するかが問題である。
インパクト
薬剤耐性昆虫の出現や地球温暖化による熱帯昆虫(主に蚊など)の日本への侵襲など,昆虫の制御は,現在そして今後の大きな課題となる。これまでの化学的防除以外の新しい試みとして大きな影響がある。
必要な要素
社会的実証実験のためのインフラと予算(および人材)が必要となる。