NISTEP注目科学技術 - 2020_E415
概要
デュアルコム分光を利用した汎用分光システム.近年,光周波数コム(光コム)という精密制御された新しいレーザー光源に関する研究開発が進んできている.デュアルコム分光は,2台の光コムを用いたフーリエ分光法の一種で,従来よく知られたフーリエ赤外分光計(FTIR)に比べて,非常に高精度かつ高速な測定が実現できることから,次世代の分光計として注目されている.
キーワード
2020年調査にはこの項目はありません。
ID | 2020_E415 |
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調査回 | 2020 |
注目/兆し |
2020 ※2020年調査にはこの項目はありません。区別のため、便宜上 「2020」 としています。 |
所属機関 | 大学 |
専門分野 | ナノテクノロジー・材料 |
専門度 | - 2020年調査にはこの項目はありません。 |
実現時期 | 10年未満 |
分析データ 推定科研費審査区分(中区分) | 30 (応用物理工学) |
分析データ クラスタ | 37 (電磁波・光学・レーザー・光半導体) |
研究段階
2020年調査にはこの項目はありません。
インパクト
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必要な要素
デュアルコム分光の計測技術自体は,各国の大学や研究所のレベルでは確立されつつある.しかし,現行の光コム光源システムはやや扱いが複雑で,また光源コストが高額であることなどの理由から,広く普及するには至っていない.光コム光源システムの低コスト化,簡便化,汎用化されたモデルシステムの開発などの点においてブレイクスルーが達せられれば,この技術はさらに急速に発展・普及するものと思われる.