NISTEP注目科学技術 - 2020_E339

概要
X線結晶学、電子顕微法、NMR法、中性子散乱などの実験と量子化学、分子シミュレーション、データベース解析などの計算科学による生体高分子の構造をベースとした基礎研究。昔から、それぞれ地道な研究がなされているが、X線結晶解析では、SACLAなどを用いて、フェムト秒時間分解可能な、実験装置が開発されていている。また電子顕微鏡を用いて、蛋白質複合体の解析も進んでいる。計算科学に関しては、富岳などの開発により実験の時間スケールのシミュレーションが実現可能となっている。これらの分野の融合を推進することで、生体分子の原子レベルでの理解が深まると考えられる。
キーワード
2020年調査にはこの項目はありません。
ID 2020_E339
調査回 2020
注目/兆し 2020
※2020年調査にはこの項目はありません。区別のため、便宜上 「2020」 としています。
所属機関 大学
専門分野 ライフサイエンス
専門度 -
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実現時期 10年以降
分析データ 推定科研費審査区分(中区分) 43 (分子レベルから細胞レベルの生物学)
分析データ クラスタ 54 (理化学/分子化学)
研究段階
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インパクト
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必要な要素
理論の側からしか言えないが、実験に関しては、たくさんのデータが蓄積されているので、これらのデータを理解して、大規模な解析を行なえる知識の蓄積、連携が必要だと思います。計算科学に関しては、海外の蛋白質専用計算機であるANTONに対抗できる計算機の開発とアプリケーションの開発が必要だと思います。