NISTEP注目科学技術 - 2020_E306
概要
熱電材料の研究開発。熱電材料の分野では性能指数であるZTが1を超えるものが実用化の指標とされてきた。しかしながら、チャンピオンデータであれば1を超えるものも数多く見いだされている。それにも関わらず、現在まで実用化されているのはBi2Te3系材料ばかりで、実験室レベルの高いZT材料が量産化されたという話は一向にない。そのため、今後は過度なZT競争ではなく実用化を見据えた熱電材料開発に期待している。
キーワード
2020年調査にはこの項目はありません。
ID | 2020_E306 |
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調査回 | 2020 |
注目/兆し |
2020 ※2020年調査にはこの項目はありません。区別のため、便宜上 「2020」 としています。 |
所属機関 | 公的機関 |
専門分野 | ナノテクノロジー・材料 |
専門度 | - 2020年調査にはこの項目はありません。 |
実現時期 | 10年以降 |
分析データ 推定科研費審査区分(中区分) | 26 (材料工学) |
分析データ クラスタ | 27 (理化学/半導体・ナノ・材料) |
研究段階
2020年調査にはこの項目はありません。
インパクト
2020年調査にはこの項目はありません。
必要な要素
フォノン(熱)の制御と理論的な理解が重要となる。熱電材料では大別すると熱と電気特性によって性能が決まる。しかしながら、電気特性は比較的容易に解析や測定が可能なものの、熱の測定や解析は非常に厄介である。そこで熱に対する新たなアプローチが必要であり、これができると大きな進展が期待されると考えられる。