NISTEP注目科学技術 - 2020_E259

概要
トポロジカル物質による集積回路形成
キーワード
2020年調査にはこの項目はありません。
ID 2020_E259
調査回 2020
注目/兆し 2020
※2020年調査にはこの項目はありません。区別のため、便宜上 「2020」 としています。
所属機関 大学
専門分野 ナノテクノロジー・材料
専門度 -
2020年調査にはこの項目はありません。
実現時期 10年以降
分析データ 推定科研費審査区分(中区分) 21 (電気電子工学)
分析データ クラスタ 48 (スピントロニクス)
研究段階
2020年調査にはこの項目はありません。
インパクト
2020年調査にはこの項目はありません。
必要な要素
トポロジカル相は、物質の新しい相として2005年以降に発見された新しい物質群である。世界各国で研究開発がなされている。特に、物質を実現する、と言う観点から研究が進められている。非散逸性を示す電子・スピン流を利用した超高速トランジスタ、高感度センサ、さらには、量子的な振る舞いを示す粒子の実現が示唆され、量子コンピュータの基盤としても注目がなされている。グラフェン様物質群や有機物質では、通常極低温(数K)で観測される非散逸流が、室温でも観測される可能性についても報告例がある。対象物質は、徐々に見いだされている状況である。しかしながら、それを集積回路へと展開する技術的なハードルは非常に高い。世界各国の流れとして、興味深い物質群を集積デバイスへと展開するのは、必須の流れであり、マイクロソフトはこの関連物質研究にて、量子コンピュータの開発を目指している。日本は関連物質の物性物理で強いので、さらにデバイス方面への研究開発を推進すべきと考えている。