NISTEP注目科学技術 - 2020_E234

概要
光ファイバを用いてひずみや振動、圧力、温度といった物理量や水素や塩分濃度などの化学量を検知・計測することができる光ファイバセンサに注目している。特に分布型光ファイバセンサは光ファイバの任意位置で連続的に計測が可能で、遠隔・長距離・高精度・高分解能計測という優れた特長を活かした応用、例えば洋上風力や海流・潮流を利用した再生可能エネルギー発電、大深度における海洋開発、宇宙開発など極限環境における構造・機器のモニタリング、科学的観測への応用が期待される。
キーワード
2020年調査にはこの項目はありません。
ID 2020_E234
調査回 2020
注目/兆し 2020
※2020年調査にはこの項目はありません。区別のため、便宜上 「2020」 としています。
所属機関 大学
専門分野 宇宙・海洋・科学基盤
専門度 -
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実現時期 10年未満
分析データ 推定科研費審査区分(中区分) 21 (電気電子工学)
分析データ クラスタ 36 (熱・流体・波・運動エネルギー)
研究段階
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インパクト
2020年調査にはこの項目はありません。
必要な要素
通常1つの光ファイバには導波路となる1つのコアしかないが、複数個のコアを持つマルチコアファイバを用いるとケーブルなどの形状を把握できる形状センシング(shape sensing)に利用できる。高品質・高強度のマルチコアファイバの設計・製造技術が開発されると、高精度の形状センシングが可能となり、宇宙・海洋分野からロボット、医療分野での広い利用が期待できる。またフォトニック結晶を利用した集積化が可能になると、計測器の超小型化が達成される。これは大きなイノベーションを生むことが期待される。