NISTEP注目科学技術 - 2023_E160
概要
中性子線を物質に照射することにより、物質の性質を調査するというもの。現在、RI(カリフォルニウム)線源を使った非破壊検査装置を開発し、インフラ検査に役立てようという研究をしている。異分野融合研究が、本当の意味で進められており、非常に可能性を感じている。
キーワード
中性子 / 放射線 / ガンマ線
ID | 2023_E160 |
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調査回 | 2023 |
注目/兆し | 注目 |
所属機関 | 公的機関 |
専門分野 | 社会基盤 |
専門度 | 中 |
実現時期 | 5年未満 |
分析データ 推定科研費審査区分(中区分) | 31 (原子力工学、地球資源工学、エネルギー学) |
分析データ クラスタ | 37 (電磁波・光学・レーザー・光半導体) |
研究段階
2023年度より、会社を設立し、インフラコンクリート構造物の塩分濃度検査を実構造物に対して実施しようとしている段階である。しかし、会社メンバー(専門は物理、原子核など)とニーズを提示する土木・建築分野の人の考えは相当異なり、それゆえに、開発内容は想像以上の成果を上げている。
インパクト
前述のとおり、想像以上の成果を上げている。コンクリート内部の塩分濃度を非破壊検出する方法があるとは思いもよらなかった。ただ、想像していなかったため、効果的な利用についても考える必要が生じ、まだ影響の度合いはわからない。
必要な要素
お互いの分野を尊重する異分野融合に尽きると思います。