NISTEP注目科学技術 - 2020_E143
概要
レーザー加工は、現在の産業を支える基盤技術として不可欠なものとなっているが、その高度化に向けたパラダイムシフトが進行中である。レーザー加工は、制御可能なレーザーパラメーターの多様性からその自由度の高さが利点である一方で、最適条件を発見するのが非常に困難であり、多くのマンパワーと時間のコストが必要であった。現在、NEDO、SIP、Q-LEAPで、それらを完全に自動化するための研究が推進されており、これらが完成した暁には、レーザー加工の新たなパラダイムを、世界に先んじて日本から提唱できる可能性が多く、産業競争力の強化にもつながることが強く期待される。
キーワード
2020年調査にはこの項目はありません。
ID | 2020_E143 |
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調査回 | 2020 |
注目/兆し |
2020 ※2020年調査にはこの項目はありません。区別のため、便宜上 「2020」 としています。 |
所属機関 | 大学 |
専門分野 | ナノテクノロジー・材料 |
専門度 | - 2020年調査にはこの項目はありません。 |
実現時期 | 10年未満 |
分析データ 推定科研費審査区分(中区分) | 30 (応用物理工学) |
分析データ クラスタ | 46 (データサイエンス/機械学習・AI) |
研究段階
2020年調査にはこの項目はありません。
インパクト
2020年調査にはこの項目はありません。
必要な要素
レーザー加工条件探索完全自動化のためには、最終的には学理ベースのシミュレーターの構築が必要であるが、そのためにはそもそもも物質がなぜレーザーで切断されるのかという根本的な問いに関する答えが必要である。これは、マルチスケール、マルチフィジックスの非常に難しい問題ではあるが、これを解明することが科学技術としてのブレイクスルーにつながる。