NISTEP注目科学技術 - 2020_E87

概要
周波数0.1~10THz程度のいわゆるテラヘルツ電磁波の科学技術に注目している。
この帯域はテラヘルツギャップともいわれるほど、前後の周波数帯の電波や光と比べて利用が遅れているとされる。
一方で、この周波数帯は高速通信やイメージング、分光に有用だと考えられている。
こうしたテラヘルツ波を自在に操ることができるようになれば、通信やイメージングなどの産業応用のみならず、生化学や固体物理など基礎科学へのインパクトも大きいと考えられる。
キーワード
2020年調査にはこの項目はありません。
ID 2020_E87
調査回 2020
注目/兆し 2020
※2020年調査にはこの項目はありません。区別のため、便宜上 「2020」 としています。
所属機関 公的機関
専門分野 ナノテクノロジー・材料
専門度 -
2020年調査にはこの項目はありません。
実現時期 10年以降
分析データ 推定科研費審査区分(中区分) 21 (電気電子工学)
分析データ クラスタ 37 (電磁波・光学・レーザー・光半導体)
研究段階
2020年調査にはこの項目はありません。
インパクト
2020年調査にはこの項目はありません。
必要な要素
低周波数のテラヘルツ波は通信への応用として最近活発に研究が進められている。
まずはこの低周波数帯を皮切りに発振器・変調器・検出器や線形素子などの基本的なコンポーネントの研究開発が進められる必要がある。
そうした通信応用用途のコンポーネントの発達によって、基礎科学の研究者もテラヘルツ波技術にアクセスしやすくなると考えられる。