NISTEP注目科学技術 - 2020_E39
概要
量子センサーや量子計算機を量子力学的性質を保ったまま相互に接続するネットワークは「量子インターネット」と呼ばれ、欧米や中国が先行して研究開発を進めている。量子インターネットでは、距離に制限なく安全性が担保される量子鍵配送、各所に配置された光原子時計が大陸プレートや地殻変動による局所重力変動による時間の変動をリアルタイムで検出する量子時刻同期、量子計算機集団による高速な量子計算を実現する分散量子コンピューティング、などが可能になると期待されている。
キーワード
2020年調査にはこの項目はありません。
ID | 2020_E39 |
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調査回 | 2020 |
注目/兆し |
2020 ※2020年調査にはこの項目はありません。区別のため、便宜上 「2020」 としています。 |
所属機関 | 公的機関 |
専門分野 | 情報通信 |
専門度 | - 2020年調査にはこの項目はありません。 |
実現時期 | 10年以降 |
分析データ 推定科研費審査区分(中区分) | 60 (情報科学、情報工学) |
分析データ クラスタ | 38 (計算機・電気通信・通信デバイス・量子計算機) |
研究段階
2020年調査にはこの項目はありません。
インパクト
2020年調査にはこの項目はありません。
必要な要素
量子インターネットの実現には、国土に張り巡らされた低損失ダークファイバーのネットワークが必須であり、欧米、中国などでは整備が進められている。日本では関係する研究機関が個別に部分的なファイバーリンクを調達して研究開発を進めている状況であり、国が先導してファイバー網を整備して利用を促進することが大きなブレイクスルーになると考えられる。