NISTEP注目科学技術 - 2020_E15
概要
スーパーコンピュータの計算速度。理化学研究所の富岳が2020年11月17日に発表された計算速度の比較検討のの結果、毎秒44京2010兆回を示し、米国開発のサミットに約3倍の性能差をつけた。この結果は日本の科学技術が非常に高い水準に達していることを裏付けるものだと考えられる。また、富岳を用いたシミュレーションの結果が、昨今の新型コロナウイルス感染症の対策を行うためのマスク開発等に利用されている。このことから、日本のスーパーコンピュータの計算速度に関する技術は注目すべき対象だと考える。今後の展開として、スーパーコンピュータの更なる計算速度向上をねらう開発とともに、市販の計算機の速度向上に貢献する技術開発に期待をしたい。
キーワード
2020年調査にはこの項目はありません。
ID | 2020_E15 |
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調査回 | 2020 |
注目/兆し |
2020 ※2020年調査にはこの項目はありません。区別のため、便宜上 「2020」 としています。 |
所属機関 | 大学 |
専門分野 | ライフサイエンス |
専門度 | - 2020年調査にはこの項目はありません。 |
実現時期 | 10年未満 |
分析データ 推定科研費審査区分(中区分) | 60 (情報科学、情報工学) |
分析データ クラスタ | 46 (データサイエンス/機械学習・AI) |
研究段階
2020年調査にはこの項目はありません。
インパクト
2020年調査にはこの項目はありません。
必要な要素
2020年度後半ではApple社が独自のCPUを実装した計算機を販売した。特に、シングルスレッドでの性能はとても高い評価を得ている。このことをブレイクスルーとして今後も市販の計算機に高性能な演算装置を搭載されるのではないかと期待している。