NISTEP注目科学技術 - 2022_W125
概要
DNAメタバーコーディングを見据えた、DNAバーコーディングの構築である。DNAメタバーコーディングとは、生物種ごとに異なるDNA配列を認識して、複数の生物種を一度に同定する技術である。現時点では食性解析や環境DNAなどで実践的な活用がされている。しかし、それには生物種ごとのDNA配列の蓄積(DNAバーコーディング)が必要不可欠である。現時点ではDNAバーコードデータベースは脊椎動物でかなり高い網羅率を誇る一方で、無脊椎動物などは非常に網羅性が低い。今後はこうしたDNAバーコード配列を全生物種で解明し、データベースとして運用することで、ますます環境DNAや食性解析が進むと考えられる。また今後野外でのDNA解析が可能となった際には、DNAバーコーディングにより、非常に高い正確性で生物種の同定が可能となるだろう。
キーワード
DNAバーコーディング / 生物多様性 / 環境DNA / 食性解析 / 生物同定
ID | 2022_W125 |
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調査回 | 2022 |
注目/兆し | 兆し |
所属機関 | 大学 |
専門分野 | 環境 |
専門度 | 高 |
実現時期 | - |
分析データ 推定科研費審査区分(中区分) | 45 (個体レベルから集団レベルの生物学と人類学) |
分析データ クラスタ | 51 (生物生態・多様性) |
研究段階
-
インパクト
2022年調査にはこの項目はありません。
必要な要素
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