NISTEP注目科学技術 - 2022_W107

概要
「ウィーバブル・エレクトロニクス」という学問分野を兆し科学技術として考えている。従来の織物状の電子デバイス技術は主にウェアラブル・エレクトロニクス分野において研究が進められてきた。しかし、織物の繊維自体にすべての機能(センサ、情報通信・処理など)を集約する技術は未開拓である。そこで、これまでウェアラブル・エレクトロニクスで用いられていた素材、デバイス、センシング技術などを一から見直すことで、ウェアラブル(wearable)からウィーバブル(weavable=織り込める)への学術変革の可能性を考えている。ヒト環境センシング衣料・ヒト/ロボット用人工皮膚・生体適合織物センサ・インフラ診断・過酷環境センシングなど、ウェアラブル・エレクトロニクスの適用範囲を超えた応用技術の創出が期待されるほか、デバイスを織り込むことで生地の特性(柔軟性、大面積化、対象物との密着性など)も最大限活用可能であり、センサ高感度化や従来未取得の生体・環境情報の検出も期待できる。さらに、衣類等の形態への影響も最小限に抑えることができるため、最適化したデザインの織物デバイスを実現可能である。
キーワード
ウィーバブル・エレクトロニクス / 光ファイバセンシング / 化学センシング
ID 2022_W107
調査回 2022
注目/兆し 兆し
所属機関 大学
専門分野 情報通信
専門度
実現時期 -
分析データ 推定科研費審査区分(中区分) 61 (人間情報学)
分析データ クラスタ 38 (計算機・電気通信・通信デバイス・量子計算機)
研究段階
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インパクト
2022年調査にはこの項目はありません。
必要な要素
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