NISTEP注目科学技術 - 2022_W79
概要
夢物語のように聞こえますが、「研究・開発活動の完全自動化」を実現できれば、世界中に大きな変革をもたらすと考えられます。これは、単にロボットにより実験を自動化する、というような小さいスケールの話ではありません。研究成果を出すまでの行為すべてを自動化し、それらを有機的に結びつける方法論を指します。例えば、研究テーマを決めるために、インターネットを使い情報収集を自動化し、その後AIを使って問題や仮設の設定を自動化します。次に、仮設検証のために、ロボットなどを使い、理論または実験行為の自動化します。そして、得られた結果を解析する行為も自動化できるでしょう。さらに私は、AIを使うことにより、論文や技術書の執筆行為も自動化可能と考えています。査読行為や論文の公開行為も自動化することができれば、(人類の)英知・技術を従来とは桁違いの速度で広げることが可能になると思います。また、研究を行うための予算獲得や、人間に対する教育活動の自動化なども、一連の方法論に含まれるでしょう。現時点では、個別の自動化が行われている状況であり、すべてを組み合わせることは到底不可能に感じます。
キーワード
情報収集自動化 / 問題設定自動化 / 仮説設定自動化 / 実験自動化 / 解析自動化 / 論文執筆自動化 / 査読自動化 / 予算獲得自動化 / 教育活動自動化 / 研究自動化 / 開発自動化
ID | 2022_W79 |
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調査回 | 2022 |
注目/兆し | 兆し |
所属機関 | 大学 |
専門分野 | ナノテクノロジー・材料 |
専門度 | 中 |
実現時期 | - |
分析データ 推定科研費審査区分(中区分) | 61 (人間情報学) |
分析データ クラスタ | 46 (データサイエンス/機械学習・AI) |
研究段階
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インパクト
2022年調査にはこの項目はありません。
必要な要素
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