NISTEP注目科学技術 - 2022_W58
概要
稲の栽培において,灌漑を断続的に実施すること(間断灌漑)によって,水田土壌環境が強度に還元的になることを防ぎ,メタンの発生を抑制する。アイデアはかなり以前から提案されており,多数の研究調査報告がなされている。しかし,実際の栽培は気象条件(特に降雨条件)に大きく左右されるため,これまで確実な成果を得ることは難しかった。近年,センサー類の発達や通信機器の低価格化が進み,水田の水管理もICTを利用して自動化が進んでいる。今後,水田環境のセンシングと気象条件に応じた水管理自動化が実現すれば,効率的な水利用と食料生産および温室効果ガス発生抑制を両立ことが可能となる。
キーワード
間断灌漑 / メタン / 酸化還元 / ICT / 自動給水 / スマート水田
ID | 2022_W58 |
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調査回 | 2022 |
注目/兆し | 兆し |
所属機関 | 大学 |
専門分野 | 環境 |
専門度 | 中 |
実現時期 | - |
分析データ 推定科研費審査区分(中区分) | 41 (社会経済農学、農業工学) |
分析データ クラスタ | 50 (農業・森林) |
研究段階
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インパクト
2022年調査にはこの項目はありません。
必要な要素
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