NISTEP注目科学技術 - 2022_W27
概要
コロナ禍がもう少し続くと予想される中,マスクを日常的に装着するようになり,目元の情報だけで判断する場面が増えた.一般的に,目元は無意識的な表情,口元は意識的な表情が表出されやすいと言われており,日常でのコミュニケーションでは,話し言葉と目元情報から,ゆるやかな関係を形成するようになり,コミュニティの形成が大きく変容したと考えられる.そのため,目元情報を利活用することで,感染リスクの高い口元を覆ったままコミュニケーションが可能になると考えられる.例えば,目元情報では感情を伝達し,言語情報を外部出力することで,進化したウィルスが到来したとしても,対応可能と感がられる.また,このような目元情報という新しいメディアの読み取りや,書き込みができたとするならば,言語にかかわらず感情共有が可能となり,言語文化を超えた新しい感情共有の通信技術となるのではないかと予想される.
キーワード
視線インタフェース / 目元情報 / 感情共有
ID | 2022_W27 |
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調査回 | 2022 |
注目/兆し | 兆し |
所属機関 | 大学 |
専門分野 | 情報通信 |
専門度 | 高 |
実現時期 | - |
分析データ 推定科研費審査区分(中区分) | 61 (人間情報学) |
分析データ クラスタ | 33 (脳科学・心理学・認知科学) |
研究段階
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インパクト
2022年調査にはこの項目はありません。
必要な要素
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