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NISTEP注目科学技術 - 2022_E394

子育て・介護支援用　家事自動化システム

個別家事の自動化や、介護支援ロボットなどは、それぞれ研究と商用化が進んでいると思いますが、自分の子供世帯の日常を観ていると、方向が違うように感じています。
洗濯・掃除・炊事などのルーチン家事こそ自動化・無人化し、親は子供達に直接かかわることに時間を採れるよう、出来ないものかと思います。
特に、子供の３名以上いる子育て世帯に注目し、両親の負担軽減と、親子の対話を増やせるよう、家事を自動化する必要を感じます。
同様に、高齢者や要介護者を抱える世帯にも注目し、現役世代の家事負担を減らし、要支援者とより多く関われるようにすることも必須と思います。
介護のロボット化は効果的ですが、現役世代の第一の希望ではないと感じています。

少子高齢化社会で、現役世代が真に求めていることを、見つめなおすことも重要と思います。
両親共に９５歳までと長寿で、看護・介護は大変でした。長男は共働きで子供二人、次男も共働きで子供三人で、観ていて大変です。ＡＩや自動化・無人化で現役世代の家事負担が減ると、現役世代は子供達や非介助者と向き合う時間が長くなり、余裕と温かみが戻る様に感じます。
これが、科学技術を駆使した少子高齢化対策と思います。